今回のお題は、 トヨタのグランビアと78系プラドの
ECU(エンジンコンピューター)の修理と点検です。


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「2台共エンジンがかからない。かかっても短時間で切れてしまう」と
お電話にてお問い合わせをいただき
お近くのお客様でしたので、ECUを点検させていただきました。 




早速、コンピューターを分解。
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画像左側:プラド用ECU
画像右側:グランビア用ECU

外観は似ており、接続コネクターも同じですが
内部の基板が異なりますので
同じエンジンでも互換性は無いようです。


グランビアのECUは
コンデンサ漏れや破損個所が確認できませんでしたので
車の不調は、別の原因が有る様です。


プラド用ECUは、予想通り、コンデンサの液漏れがございました。

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特に画像2枚目が酷いですね。(緑丸部分)





コンデンサを全て取り外し、基板の状態と通電を確認します。
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液漏れしてから長時間が経過した為、
基板の一部は浸食されておりますので
手作業で回路を1ヵ所ずつ、通電確認していき
不通箇所を補修していきます。


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基板を洗浄・修復後は新しいコンデンサに交換し、
防湿・絶縁加工をして完成です。

78系プラド(1kz/3000ccディーゼルターボAT)のECUには
9個のコンデンサが搭載されております。
今回、液漏れは2個ですが、他のコンデンサも時期に液漏れが発生する可能性が高いので
弊社では全てのコンデンサを新品交換させていただきます。


~~~今回の参考価格~~~

78系ランドクルーザープラド(1KZエンジン) コンピューター修理
 15,000円(消費税・送料別)
 ※自動車関連業者様向けの業販価格設定あり

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ECU不具合の主な症状としては
「エンジンが始動しない」「シフトアップしない」等がございます。
上記症状が発生した場合は、コンピューターの破損の可能性も考えられます。
 
新品コンピューターの販売価格は80,000~100,000円程度
リンク品(リビルト品)の相場は40,000~45,000円程度。

修理の方が大幅に安価で修復可能ですので
車種や症状を問わず、コンピューターの破損や不具合でお困りの方、
一度、ご相談ください。